今、日本の教育は、社会全体の命運の鍵となりながら、大きな曲がり角を迎えています。少子高齢化時代の本格的な進行の中で、子どもたちが減っているにもかかわらず、児童虐待、学級崩壊、学力低下、不登校、校内暴力、ニートなど、ひとつの問題も解決することなく次々と問題が吹き出しているのです。その結果、家族が子どもを持つということが、幸福や明るい未来を意味せず、むしろ負担やリスクとすら感じられるようになってしまい、それがさらに少子化を進めてしまうという典型的な悪循環に陥っているのです。
一方、こうした事態に対して、残念ながら大人たちの側は、有効な対策が打ち出すことができないままです。不毛な対立から抜け出す道筋が見つけだせずにいます。そして、いたずらに時間が過ぎることで、危機の進行が進んでしまっているのです。しかし、限界がせまっています。このままの状態が続けば、ますます子どもの数は減ってしまい、社会の骨格をなす制度を崩壊に至らしめるレベルに達するのに、もうそう多くの時間があるわけではありません。
今、重要なこと。
それは、私たち日本国民が、それぞれの立場や考えをひとまず横に置いて、子どもたちが豊かに成長していくというただひとつの価値基準で行動していくことです。誰かを批判することをやめ、自らが反省・提案し、自分たちにできることをやり、それを互いに評価しながら連動させていくことです。未来を開くのは、理屈ではなく、具体的に子どもを伸ばす事実です。
理屈をいえば、人の数だけあります。教育への情熱を語れば、誰もそれを持っています。大切なのは、情熱や理屈がどうした事実を生み出しているかということです。大きな議論ではなくても、小さくても事実を積み重ねることによって、確実に子どもは成長させることができます。忘れてならないのは、日本の子どもたちの教育は、日本人の責任において行われなくてはならないということです。
私たちはまず、子どもたちを伸ばすために、日本の教育の根本ともいえる子どもたちの基本的な生活習慣を大切にし、そのための環境を整えます。さらに、学校や地域、または家庭で希望を与える努力をしている人々を応援し、援助します。また、どうすれば子どもは伸びるか、具体的な方法を追求し、それを多くの人と共有する道を探ります。
私たちは、日本の未来と子どもたちの将来のために、多くの方とつながりあって進んでいきたいのです。そのために、今般、特定非営利活動法人(NPO)をたち上げ、具体的な活動をはじめていきたいと考えております。より多くの皆様のご賛同とご協力をお願い申し上げます。
連盟理事からのごあいさつ
河村 建夫 (元文部科学省大臣 衆議院議員・日本教育再興連盟会長理事)
日本の21世紀は人づくりの時代であると言えます。その中で教育の必要性はさらに増すでしょう。そのために熱心に教育に携わる人をしっかり応援していく体制を作りたい。また地方の声に耳を傾けて教育現場を支援し、教育レベルを上げていきたいと考えます。皆様と一緒に教育のこれからを作っていきたいと考えています。よろしくお願いします。
陰山 英男 (立命館大学付属中学校副校長・日本教育再興連盟代表理事)
今重要なこと、それは私たちが立場や考えをひとまず横に置いて、子どもたちが豊かに成長していくという、ただただ一つの価値判断で行動していくことです。未来を開くのは、理屈ではなく、具体的に子どもを伸ばす事実です。具体的な活動を始めていくためにも多くの皆様のご協力をお願い申し上げます。
長谷川 満(日本教育再興連盟事務局長)
日本の明るい未来をつくるのは、我々ひとりひとりの「意識変革」と「行動力」にかかっているのではないでしょうか?そのためにも、学校、家庭、企業などにおける「教育」がカギを握っております。学校、家庭、企業が、ヨコやナナメの連携をとりながら、成長・発展していくきっかけの場になればと思います。皆様のご参加、お待ちしております。


