「パズルで算数」 秋山久義先生  場所:2階B教室

イントロダクション

カード、パズルを通して見えてくる考え方とは?


企画の概要

授業開始時に教室に入ってきたのはなんと鬼面の男性。しかしほどなくその顔の下から出てきたのはにこやかな秋山先生だ。算数は鬼のようにただ困ったものではなくて、困って悩んで楽しむもの。そんな秋山先生のメッセージから授業はスタートした。

まず秋山先生が始めたのはトランプカードの裏面の数字を参加者に当てさせる「透視術」。母集団となるカードの組み合わせはあらかじめ知らされ、そのうち受講者が引いたカード以外の和を当てる、もしくは母集団のうち数組のカードの和が与えられて全てのカードの裏面を当てる、というようにいずれも「透視術」はカード全体を見ていなければ成功しない仕組みだ。

次のパズルを使った授業は、ピースの図形に名前を付け、似た形のピースの大きさを比べることから始めた。「どちらが大きいでしょう?」などと教室を歩き回って生徒一人一人に問いかける秋山先生。参加者は皆思い思いにパズルをいじり考える。最後にはパズル問題を参加者全員で競って解いた。大人も子供も一緒になって問題に夢中の様子で、子供に負けて悔しがる大人の姿も見られた。


参加者の声

● 子どもに負けてしまって悔しかった。楽しみながら思考力をつける訓練になる。算数の勉強にすごく役立つのでは?

● 算数はすごく嫌いだったけど楽しめた。教科書よりパズルの方がやる気がでる。


秋山 久義先生

Q.教育夏祭りにかける思いは?
A.子供達の「参加しよう」という純粋な気持ちを大切にしたい。また、その気持ちを支えるために純粋な気持ちで企画に取り組む学生たちに共感する。

Q.今回の授業に期待される効果は?
A.算数ではまず問題が与えられる。その問題は解けそうにないかもしれないが、実は順序立てて考えれば解くことができる。それには大きさの比較、条件の整理、部分を考える前に全体を見ておくなど、手法があることを授業を通して知ってほしい。トランプの裏を当てる「透視術」を通しては、部分から全体を知ることができるということが分かる。パズルを通しては、重なった面積は同じであることや、部分の合計から全体が出来ているということを実際に体験できる。また、大人とともにパズル解きを競うことは子どもにとって真剣に取り組む熱となる。

プロフィール:
文部科学省「その道の達人」派遣事業講師、財団法人 才能開教育研究財団研究員。
2003年より文部科学省「その道の達人」派遣事業の「算数・数学」分野の達人のひとりとして全国の小中学校でパズルを題材にした訪問授業を展開中。

文責:中谷